東京アドバイザー-東京を使いこなす|東京のレシピ |

東京について、どこかに役立つヒントが見つかるかも知れません。 今の風景を目に焼き付けておき、数年後にこの坂を上って振り返ってみれば、記憶と違う東京の景色を見ることができるかもしれません。皇居を離れ、東京の、というか日本の中央機能が集結する霞が関に目を向けると、まさにその名を冠した霞が関坂という坂があります。位置としては、国道一号線の桜田通りにある霞が関一丁目交差点から六本木通りへと向かうところ。総務省や警察庁、国土交通省や外務省などが並ぶ中央官庁街の一角です。
江戸時代、このあたりは武家屋敷が建ち並ぶ地域でした。『三年』というように年数がついている坂は、東京に限らず、日本の各地で見られるもの。千代田区内にも同名の坂があるという話も聞きますし、それぞれの由来というものがわかれば結構面白いと思うのですが。先ほど述べた汐見坂とは字が違っていて、位置的には財務省の庁舎前あたり。
名前の由来としては御苑内の汐見坂と似ているようで、やはり日比谷あたりまで海だったころ、この坂から海を一望できたのが理由のようです。国会議事堂の近く、衆議院第一会館があるあたりの坂が山王坂。山王とは日枝神社のことで、このあたり一帯は江戸時代のころ、ほぼすべてが山王社の領有地であったことから、その名がついたのだと思われます。男坂のほうは日枝神社の鳥居をくぐって登るようになっているので、それが目印になっています。